安全管理・災害対策

◆危機管理上の取り組み(災害対策、事故防止・安全対策)

 当園では、「保育所等における安全管理マニュアル」、「教育・保育施設における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン」、「社会福祉施設等災害対応マニュアル」、「保育所防災マニュアル」、「アレルギー対応マニュアル」などに準拠し、以下のポイントに留意して取り組んでいます。

 独自には、「園外保育(おさんぽ)マニュアル」、「避難マニュアル」、「不審者対応マニュアル」を作成しています。また、洪水における「避難確保計画」を作成しています。


【災害対策】

 ・年間の避難訓練計画と「避難マニュアル」の内容などに基づき、毎月避難訓練と火災訓練を実施する。

 ・災害発生時、保護者の登録アドレスへメール配信を連絡手段とする。テスト配信の意味合いも兼ねて、日頃から行事の連絡などをメールで行う。

 ・災害発生時の引渡し手順について、入園時に保護者に必ず説明する。

 ・毎年、災害時の連絡手段の一つとして使用する「災害用伝言ダイヤル171やweb171」の使用方法について保護者の方にも実際に利用のテストをしていただく機会を設けています。

 ・万が一に備えて、非常持ち出し袋や非常食(全園児の1日分以上および水を1人あたり3L分)を備蓄しておく。


【事故防止、安全対策】

 ・施設全体の定期的チェック

 保育施設は、日頃から保育環境の整備を行い、子どもが安全に過ごせるよう常に努める必要がある。そこで、施設全体についてあらかじめ点検項目を明確にしておき、安全点検チェックリストをもとに点検担当者が毎月点検を実施し、結果を施設長に報告する。不適項目があった場合は、点検担当者と施設長が協議して改善に努め、その結果を全従業員に周知して情報の共有化を図る。

 ・年齢別保育の定期的チェック

 子どもは、発達により行動パターンが大きく異なる。そこで、保育士は子どもの月齢に応じた特徴、発達状態、動静など常に実態をよく把握し、その個人差に応じた安全指導を行い、各クラスの保育/指導計画に基づいて安全管理に対するチェック項目を明確にし、毎月確認を行う。点検者は各担任とし、各担任は点検結果を施設長に報告する。不適項目があった場合は、各担任と施設長が協議して改善に努め、その結果をもとにヒヤリハットマップ等の更新を行うとともに、その結果を全従業員に周知して情報の共有化を図る。

 ・乳幼児突然死症候群(SIDS)予防のため、睡眠中の子どもを十分に観察できる保育体制を確保する。午前睡、午睡の他にも寝ている時間は全て、年齢に関わらず子ども一人一人を確実に観察し、チェック表に記入する。1歳半までは5分おき、それ以上は10分おきにチェックする。1歳半を過ぎていても、入園初期は5分おきにチェックする。

 ・園内にAEDを設置し、年1回の応急手当講習会を実施する。

 ・消費者庁リコール情報サイトより、子どもに関する商品について、危険なおもちゃやアレルギー表示の誤表示などの情報を受けて、適切に対応する。

 ・外遊びする公園までの経路は、車があまりスピードを出せないような、法廷速度が40kmまでの道を選ぶようにする。車はどんな速度でも危険な対象であるが、高速である程危険度は増すし、大きい道路の交差点は車両事故の発生確率も高いという認識を持つようにする。大きい道路でなくとも交差点で信号待ちをする際は、横断歩道から1メートル以上下がった位置で待機するようにする。